生理前後の体重の変化について

生理の関係|2014/05/06 posted.

生理の時に体重が変化するのを感じたことはありませんか。

 

特に生理前になると体重の増加が見られるという人が多く存在します。

これは、気のせいでも何でもなくて、女性の体のシステムとして自然なことなのです。

 

重い生理痛などで悩んでいるという場合には、より多くの体重の変化が見られるということがわかっています。

多くは生理の始まる5日前から体重が増え始めます。

この時期にダイエットをしたとしても全く効果が得られません。

しかし、生理が始まって3日目以降から徐々に体重が減少し始めて元の体型に戻っていきます。

 

体重変化の原因は、生理前に卵巣から分泌される黄体ホルモンの影響によるものです。

黄体ホルモンの分泌量が増えることによって、月経血で体外に排出された栄養素を補おうとする動きが見られます。

そのため、いつも以上に食欲が増進して体内に水分や塩分を溜め込み、脂肪を燃焼させないような体質に変化してしまうという訳です。

しかし、これは生理が終わるまでの一時的なものなので心配する必要はありません。

 

それでも体重の変化が気になるという場合には、上手に食事量をコントロールすることで調整することができます。

食事を小分けにして一度に食べる量を減らすことで空腹を抑えることができます。

また、ボディラインをすっきりさせたいという場合には、体に溜まった水分を排出させてむくみを取り除くためにリンパマッサージや軽いストレッチを行うと効果的です。

生理中は体が疲れている状態なので、あまり激しい運動はお勧めできません。

その他にも体内の水分量を整える意味で、利尿作用のある野菜や果物、豆類、海藻類などを積極的に摂取することで過度な体重増加を抑えることができます。